ドールとタミヤ「スーパーアスチュート」 (組立編3)
中には、プレートやアジャスター、ジョイントやドライブシャフトなどが入っています。
赤いOリングを入れたジョイントを、ギヤボックスに差し込みます。
そして、タイヤを取り付ける部分、リヤアップライトを作ります。
ここで、モーターの出番です。今回は「ブラシレスモーター(10.5T)」を使います。
久しぶりのブラシレスモーターなので、ギヤ比を確認しておきましょう。
「スーパーアスチュート」は2WDバギーで、モーターは10.5Tです。ということで、このモーターの推奨ギヤ比は「8.9~11.7:1」になります。さらに、下の注記で「2WDでは9:1以上」と書いてあります。
ちなみに、「スーパーアスチュート」付属のピニオンギヤを使った場合のギヤ比は、マニュアルの後ろの方に書いてあります。
マニュアルによると、キット標準25T(25歯)を使った場合のギヤ比は「8.49:1」となり、モーターの推奨ギヤ比「9:1以上」を満たしていません。でも、その隣の23T(23歯)を使うとギヤ比が「9.22:1」となり、推奨ギヤ比を満たします。
ということで、オプションパーツの「OP-922 05 ピニオンギヤ(23T、25T)」を買いました。
2種類入っていますが、使うのは小さい方、23Tのピニオンギヤです。モジュール0.5のスチール製ピニオンギヤです。
ちなみに、「スーパーアスチュート」では、ノーマルの540モーターはもちろん、スポーツチューンモーターやトルクチューンモーターも使えないと書いてあります。一体なぜ、使えないのでしょうか?
性能やサイズ的には問題ないように思えますが、実際に取り付けてみると、その理由が分かりました。
「スポーツチューンモーター」を取り付けてみました。お分かりでしょうか?モーターのシャフトが短く、ピニオンギヤがスパーギヤと噛み合うように取り付けるには、先端ギリギリに取り付ける必要があります。これでは、走行中に吹っ飛ぶ可能性があります。
一方、「ブラシレスモーター」だとシャフトが長く、ピニオンギヤの取り付け位置も余裕があります。
ということで、540モーターが使えないのは、シャフトの長さが短いからみたいです。なので、他のモーターを使用する際は、モーターシャフトの長さを確認してください。
組み立てに戻りましょう。モーターにピニオンギヤを取り付けます。
こんな感じになります。モーターの位置が調節できるので、ピニオンギヤの歯数が変わっても問題ありません。
ギヤにグリスを塗り、最初にカットしたギヤカバーを取り付けます。
ギヤカバーに注意シールと5番のステッカーを貼ります。後から気が付いたのですが、ギヤカバーの保護フィルムを剥がし忘れていました。シールを貼ってしまったので、このままにしておきます。
開封しました。今回はブラシレスモーターを取り付けたので、それに対応したスピードコントローラーを使います。バッテリーはLi-Feバッテリーです。そして、初めて使うのがロープロファイルサーボです。
なぜ、ロープロファイルサーボを使うかというと、全高の低いサーボが推奨されているからです。
でも、「スーパーアスチュート」のサーボは横置きで高さは関係ないはずですが、一体なぜ普通サイズのサーボが使えないのでしょうか?モーター同様、実際に取り付けて確認してみます。
普通サイズのサーボを取り付けてみました。ギリギリですが、スペース的には問題ありません。ちゃんと取り付きます。
しかし、バッテリーを乗せたとき問題が発生しました。バッテリーケーブルがサーボに接触します。
ケーブルがサーボに当たっているので、バッテリーが斜めになり、きちんと収まりません。この状態で走らせると、上下振動でケーブルの断線も考えられるので、とても危険です。
一方、ロープロファイルサーボだとケーブルが逃げるためのスペースができ、バッテリーもきちんと収まります。
ということで、ロープロファイルサーボが推奨されているのは、バッテリーケーブルが接触するからという理由みたいです。
組み立てに戻ります。電動パーツを接続し、サーボのニュートラルを確認します。…よし、確認しました。
モーターのセンサーケーブルを接続し、残りのケーブルも接続します。
ケーブルをバンドでまとめました。これで動かすことができます。