ドールと番外編(その4)


『やっぱり魂のないドールが魔法少女になるのは無理みたいだね。ここを出て他の魔法少女を探しに行くよ。』

どうぞ、どうぞ。


『だから最後に僕のお願いを一つ聞いてほしいんだ。』

何?どうせパンツ見せろって言うんでしょ。


『違うよ!キミはいつも無表情だから、最後にキミの笑顔が見たいんだ!』

…キュゥべえ。


『ま、無理なのはわかっているけどね。じゃあ、もう行くよ。』

ちょっと待て!!!


何?これは?

『え?いや…あの…偶然拾ったっていうか…記念にっていうか…ご、誤解だよ!』


ドスッ!『グァ!』


ハァ…やっと静かになった。


『やあ!』

うわ!…なんで戻ってきたの?

『戻ってきた?キミに合うのは初めてだよ。僕の代わりはいくらでもいるからね。そんなことより…』


『僕と契約して魔法少女になってよ!あと、おっぱい見せてよ!』


消、えろキュゥべえ!

『変なところで区切らないで。』

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