ドールと番外編(その3)

ほーらキュゥべえ猫じゃらしだよ。
『…僕、猫じゃないから。そんなことよりパンツ見せてよ。』

パンツ、パンツって言うけど私ドールだよ。人形のパンツ見てうれしいの?
『君は何も分かっていない。人間の体なんて魂の器に過ぎないんだよ。僕から見たら人間も人形も一緒さ。』

かっこいいこと言ってるけど変態には変わりないから。…でも、その熱意に免じて、ちょっとくらい見せてあげてもいいかな。
『(・∀・)』

ベシッ!!
痛っ!
『わけが分からないよ。君はパンツをなんだと思っているんだい。履いてこそのパンツだろ!履かないパンツはただの布さ!』

…あっそう、見たいって言うからせっかく脱いだのに…洗濯してこよ。
『ちょっと待ったー!…脱ぎたて…だと?…ごめん僕が間違っていた、履いてこそのパンツじゃない、嗅いでこそのパンツだ!』

