ドールとテンヨー2018 (実演編4)
今回も、ウッディに協力してもらいます。
「おう!任せとけ!」
実は、私は目で見ずに、「手」で物を見ることができるのです。
「な、何だってー!?」
厚手の生地で、向こう側が透けて見えることはありません。実際に触ってもらうことも可能です。
このカードにアイマスクを重ねても、色が透けて見えることはありません。
「確かに」
では今から、このアイマスクを付けて、ウッディが選んだ色のカードを当ててみたいと思います。
「本当か!?」
カードは、黒、緑、黄色、赤、青の順番に横一列に並んでいるはずです。カードの順番を変えずに、好きな色のカードの上に、ウッディの帽子を置いてください。
「帽子を置くのか」
カラーのカードを全てめくってください。裏に図形が描いてあるはずです。
「ああ、確かに」
それをシャッフルして、好きな順番に横一列に並べてください。
「OK!」
「よし、並べたぜ!」
ありがとうございます。これで、どの図形がどこにあるか、私には分からなくなりました。
では、先ほどと同じように、好きな図形の上に帽子を置いてください。今度は、その図形と、その図形がどこにあるかまで当ててみたいと思います。
「さすがにそれは無理だろ」
そして、「×」はここにあります!
「なにーっ!?…正解だ!」
以上で、テンヨー2018年新作マジックの実演を終わります。
―沙織さん、ありがとうございました。
なーんてね。今年も、何とか全てのマジックを演じることができました。
最後に、商品の補足をしておきましょう。
「マインドスティック」ですが、演技前にセッティング等は必要ないので、何度でも繰り返し演じられます。3秒見つめるというのは演出で、一瞬でも絵が揃えば当てられます。
「超能力弁当」ですが、角度に制限があるため、あらかじめすべての手順を説明し、余計なことはさせないようにしましょう。あと、弁当箱のフタにおかずがくっ付いて、持ち上がってしまうことがよくあります。湯呑みは私が用意したものです。
「魔法の星座」ですが、変化する星の形と順番があらかじめ決められており、変更することはできません。光源として「TENGA LED」を使用しましたが、スマートフォンのライトを使った方が、明るく綺麗に見えます。カードは別途用意する必要があります。
「ミラクルアイマスク」ですが、カード以外でも、目で見ることができるものなら何でも透視できます。アイマスクは、明るい場所でじっくり見られると、タネがバレてしまうかもしれません。演出や演技力が 重要なマジックです。