ドールと京商「トマホーク」 (組立編1)
では、組み立てを開始する前に、ラジコンの中身を見てみましょう。
タイヤとボディです。ボディは透明のポリカーボネート製で、カット済みです。
ダンパーや足回りのパーツは、色は違いますが、形状はスコーピオンと同じだと思います。
細かいパーツが入っています。「A」~「E」の袋に分けられたパーツと「プラスチックパーツ」、さらに「スペアパーツ」があります。ちなみに、前回、「スペアパーツ」は一切使用しなかったので、今回も使用しないと思います。
残りは、マニュアルとシールです。マスキングシールもあります。もちろん、シールはカット済みです。
塗装するパーツは、ボディ、コックピット、ドライバーのヘッドの3点です。スコーピオンではボディとコックピットが一体になっていましたが、今回は別々です。これは塗装が楽です。
そして、塗装ですが、今回は筆塗りはせず、スプレー塗装のみで仕上げたいと思います。
コックピット部には、「ホワイト(PS-1)」「ブラック(PS-5)」「ブリリアントブルー(PS-30)」の塗料を使用します。
そして、ドライバーのヘッドは筆塗りをせず、サーフェイサーを吹いた後、「フレンチブルー(TS-10)」で、全体を塗装します。顔が青くなりますが、顔の部分にはシールを貼るので問題ありません。
ちなみに、ポリカーボネートとプラスチックでは使用する塗料が異なります。タミヤの塗料の場合、ポリカーボネートは「PS」、プラスチックは「TS」の型番になります。逆に使用すると、塗料が付着しなかったり、剥がれたりするので注意が必要です。
プレペイントクリーナーで、ポリカーボネートの内側の汚れを拭き取ります。
コックピット部のドライバーの体に、マスキングテープを貼ります。
こんな感じです。マスキングは、手袋と体が別々に剥がれるように貼っています。
それでは、1回目の塗装として、ボディにはレッドを、コックピット部にはブラックを、ヘッドにはサーフェイサーを吹きます。
― 数時間後 ―
こんな感じになりました。やはり、ボディとコックピット部が分かれていると楽ですね。
コックピット部には、あと2回塗装します。次は、ドライバーの手袋を塗装するので、その部分のマスキングを剥がします。
で、ヘッドにはフレンチブルーを、コックピット部にはブリリアントブルーを塗装します。どちらも青なので、間違わないようにしなければいけません。
ボディは、これ以上塗装する必要はないのですが、今回、時間に余裕があるので、初めて「裏打ち塗装」を行いたいと思います。「裏打ち塗装」は、塗料の保護や透けを防いだり、発色を良くする効果があります。
裏打ちには、黒やシルバーを使いますが、「スーパーホットショット」で使用したシルバーが余っているので、これを使います。本当は、前回のスコーピオンでやろうと思っていたのですが、5本も塗装する気力も時間もなく断念しました。
― さらに、数時間後 ―
こんな感じになりました。これで、ボディとヘッドは塗装完了です。
コックピット部は、最後の塗装を行うので、マスキングを全て剥がします。
― 再び、数時間後 ―
ツヤツヤです。今回は、塗料が流れ込むこともなく、イメージ通りに塗装できました。あとは、シールで何とかなります。
ツヤツヤです。裏打ち塗装をしましたが、発色については、赤色だとあまり効果は感じません。薄い色の方が効果が大きいので、スコーピオンの黄色だと、もっと色の違いが分かりやすかったと思います。