ドールとヤマザキ春のパンまつり2020 (後編)


―山崎パンは20日、『ヤマザキ春のパンまつり 2020』を開催すると発表し、都内でイベントを行った。


―1981年に始まったこの祭りは、今年で40回目を迎え、「ジャパネットたかた利益還元祭」「オリエント工業(夏・冬)キャンペーン祭り」と並ぶ、日本の「新」3大祭りの一つである。


―イベントには、グラビアアイドールの沙織(さしき)さおりが登場し、今年のプレゼント用「皿」を紹介した。以下、イベントの様子をご覧ください。


―それでは、沙織さん、お願いします。

分かりました。


えー、おかげさまで「ヤマザキ春のパンまつり」は今年で40回目を迎えます。しかも、今年は東京オリンピックという大きな祭典もございます。


オリンピックといえば、この「五輪」のマーク、何かに見えませんか?

―いえ、特には…


よく見てください!お皿が5枚並んでいるように見えるでしょ?

―そう言われれば、そういう風にも見えますね。


ということで、例年なら1種類しかないお皿を、今年は「五輪」にちなみ、5種類ご用意させていただきました。もちろん、5種類の中から自由に選んでいただけます。


さらに、今までは25点でお皿1枚と交換でしたが、今回は2020年と「20」が並んでいることもあり、20点でお皿1枚と交換できるようになりました。

―それはいいですね。


では、今から、5種類のお皿を紹介していきたいと思います。

―お願いします。


まず、1枚目のお皿は…


こちら、「白いカレー皿」です!

―便器じゃないですか!


―これって、以前もありましたよね?

よく覚えていますね。


このお皿は、「ヤマザキ春のパンまつり2014」のプレゼント用「皿」と同じです。


あまりに好評だったので、復活いたしました。

―本当ですか?


ただ、好評だった一方、使い終わったお皿が汚いとの意見もございまして…

―でしょうね。


そこで、こうした意見をもとに、改良したお皿が2枚目のこちら…


「茶色いカレー皿」です!

―ええーっ!?


どうですか?これなら汚れが目立ちません。

―そうですけど…


ところで、気が付きましたか?今まで、交換できるのは「白いお皿」のみでしが、40回目にして初めて、色付きのお皿が登場しました。

―よりによって、初めての色付き皿がこれですか…


色といえば、気になるのがオリンピック選手のメダルの色です。そこで、今回、できるだけ多くの選手に金メダルを取っていただきたいという願いを込めて、金色のお皿をご用意させていただきました。


それが、3枚目のこちら…


「金のカレー皿」です!

―だから、何で便器なんですか!


―あのー、沙織さん、さっきから便器…いや、カレー皿ばかりですけど、やっぱりお皿といったらプレート型の平皿だと思うのですが…


ええ、分かっています。カレー皿は、この3枚のみで、残りの2枚はプレート型のお皿です。

―そうですか、それならいいのですけど…


―この流れだと、次のお皿は洋式便器カレー皿とか出てきそうでしたから…でも、プレート型なら変なお皿は出てこないでしょう。では、次のお皿を紹介してください。


分かりました。4枚目のお皿は…


こちら、「うんち君プレート」です!

―もっと酷いの出てきたーーっ!!!


―沙織さん!いい加減、トイレシリーズから離れてください!普通の、ごく普通のお皿をお願いします!


ご心配なく。最後は普通のお皿です。

―本当でしょうね?


ええ、その証拠に、都内に住む100人の男女にアンケートを取ったところ、100人中90人が「綾鷹」を急須で入れたお茶に最も近いと答え、100人中100人が5枚目のお皿を「皿」と答えました。

―なぜ綾鷹…っていうか何のアンケートですか!


つまり、私が言いたいのは、5枚目のお皿は誰がどう見ても「普通のお皿」ということです。

―分かりました、信じましょう。では、5枚目のお皿を紹介してください。


それでは、最後、5枚目のお皿を紹介します。5枚目は…


こちら、「皿」です!

―そのままじゃないですか!


さあ、これで、5種類のお皿が揃いました。


どうですか?全部集めたくなるでしょ?

―なりませんよ!


―なお、『ヤマザキ春のパンまつり 2020』は2月1日から4月30日まで開催される。


なーんてね。全部ウソです。
以上、ヤマザキ春のパンまつり2020編でした。

- おわり -

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