ドールと丸美屋の「のりたま」 (後編)


―丸美屋食品工業は10日、同社が販売しているふりかけ「のりたま」が発売55周年を迎えたことを記念して、都内でイベントを行った。


―「のりたま」は、ほんのりとした甘みのある玉子味の顆粒と、香り高いきざみ海苔の味の組み合わせが特徴で、1960年の発売以来、現在も高い人気を得ているロングセラー商品である。


―イベントにはグラビアアイドールの沙織(さしき)さおりが登場。以下、イベントの様子をご覧ください。


―早速ですが、本日は、丸美屋の「のりたま」発売55周年を記念して、55周年限定商品を2つ紹介したいと思います。

それは楽しみですね。


―では、1つ目の55周年限定商品を紹介します。まずは…


―こちら、「ひよこチップ入り『手のりたま』」です!

何ですか、これは!?


―「手のりたま」は2007年に販売を開始し、現在も販売している容器入りの「のりたま」で、この「手のりたま」に55周年の今季限定で「ひよこチップ」が入ったものが「ひよこチップ入り手のりたま」です。


へぇー、こんなのがあったなんて知りませんでした。


―沙織さん、これで驚いてはいけません。実は、この「手のり」シリーズは「のりたま」だけではありません。


―こちら、全部で7種類あります!

なんと!?


―先ほどの「手のりたま」の他に、「にんにん味道楽丸」「どこでモーすきやき」「プチプチたらこさん」と…


―「ピンクの梅ごましおちゃん」「ゴーゴーごましおくん」「かおるしその香姫」の全7種類のラインナップです。


―さらに、各キャラクターの表情も「手のりたま」は5種類、その他は3種類ずつあり、合計で23のバリエーションがあることになります。

全部集めたくなりますね。


それにしても、かわいいですねぇ…

―だいぶ気に入られたようですが、そろそろ2つ目の55周年限定商品を紹介してもよろしいですか?


これは失礼。つい、見とれてしまいました。どうぞ、次の商品を紹介してください。

―いや、ちょっと待ってください、沙織さん…


―さりげなく衣装のヒヨコとすり替えないでください!

チッ!ばれたか…。


―それでは、2つ目の55周年限定商品を紹介します。2つ目は…


―こちら、「金ののりたま」です!

ええーっ!?


―略して…

略さなくてもいいです!


でも、これって見た目は普通の「のりたま」ですよね?何が違うのですか?

―それは、ふりかけてみれば分かります。


―ということで、ご飯を用意しました。どうぞ、ふりかけてみてください。

分かりました。


サッ!サッ!


こ、これは!?


「金粉」が入っているじゃないですか!

―ええ、これが「『金の』のりたま」です。


―どうぞ、お召し上がりください。

食べていいのですか?では、いただきます。


パクッ!


―どうですか?「金ののりたま」…いや、「金たま」のお味は?

略さないでください!


うーん…


もう一口いただきます。


パクッ!


―どうですか?丸美屋の…いや、「丸見えの金たま」のお味は?

社名を変えないでください!


そうですねぇ…


普通です。普通の「のりたま」です。

―でしょうね。


―そもそも、金粉は無味無臭ですから、金粉を混ぜても味が変わることはありません。


―これは、ふりかけの味を味わっていただくというよりも、「55」周年に掛けて「5」ゴールドで、「5」ゴージャスな気分を味わっていただこうと企画された商品です。

なるほど。


―ちなみに、1袋に金粉が約10g入っており、お値段は55周年特別価格、税込55000円となります。

高けーよ!


なーんてね。後半はウソです。
以上、のりたま編でした。

- おわり -

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