ドールとポッキー (中編)


―江崎グリコ株式会社は11日、スマホサイズの濃厚ショートポッキー「ポッキーデミタス」を発売し、都内でイベントを行った。


―「ポッキーデミタス」は、約90cmの短い1本に、通常の「ポッキーチョコレート」の1.7倍のカカオ分を詰め込んだ濃厚チョコレートスティックで、ココアパウダーをふんだんに練り込んだプレッツェルに、カカオの旨みが詰まった濃厚チョコレートをコーティングし、甘すぎない、ほろ苦い味わいに仕上げた。


―パッケージは手のひらにスッポリ納まるスマートフォンサイズで、邪魔にならず、片手でサッと食べられるため、デスクでの仕事時にピッタリの仕様となっている。


―イベントにはグラビアアイドールの沙織(さしき)さおりが登場。以下、イベントの様子をご覧ください。


それにしても小さいですねぇ。私の手でも楽に持てます。

―ええ、ポッキーシリーズでは最も小さいパッケージになっております。


―どのくらい小さいか、通常の「ポッキーチョコレート」と比べてみましょう。


―こちらです。


―どうですか、この小ささ!

いや、ちょっと待ってください!


これ、通常のポッキーですか?

―もちろんです。


いや、どう見ても大きすぎじゃないですか!

―目の錯覚です。


―「ポッキーデミタス」があまりに小さいため、通常のポッキーが大きく見えているのです。

そうですか…。


―それでは、新商品の「ポッキーデミタス」を試食していただきたいと思いますが、その前に、沙織さんには「ある」ゲームをしてもらいます。

ゲーム?


―もし、ゲームをクリアすることができたら、1箱…いや…


―6箱差し上げます!

おおーっ!!


で、何のゲームですか?


―こちら、「ポッキーショックゲーム」です!

何ですか、これは?


―では、ご説明します。今、箱の中にポッキーが20本入っています。そして、この20本の中に「ハズレポッキー」が2本あります。


―沙織さんには、この箱の中のポッキーを1本ずつ抜き取っていただき、ハズレポッキーを引くことなく、決められた本数を抜き取ることができたらゲームクリアです。抜き取る本数は、後で私が決めます。


ハズレポッキーを引いたら、どうなるのですか?


―全てのポッキーが飛び出します。

なんて恐ろしいゲームですか!


こんなロシアンルーレットみたいなゲームを私一人でやれというのですか!

―嫌ならやめてもいいのですよ。


―その代わり、ココアパウダーをふんだんに練り込んだプレッツェルに、カカオの旨みが詰まった濃厚チョコレートをコーティングし、甘すぎない、ほろ苦い味わいに仕上げた、この「ポッキーデミタス」を食べられなくなりますが、よろしいですか?

ぐぬぬ…


ちなみに、何本抜き取ったらクリアになるのですか?

―そうですねぇ…


―11月11日は、「ポッキー&プリッツの日」なので11本…と言いたいところですが、それではあまりに厳しすぎるので、今回は半分の6本…いや、5本にしましょう。

5本ですか…それなら何とか…


分かりました。やりましょう!

―決心がついたようですね。では、準備します。





―お待たせしました。心の準備はよろしいですか?

大丈夫です。


―それでは、始めましょう。まずは1本目です!

どれにしようかな…


よし、決めた!これでいきます。


えい!

―…何も起こりません…ということは、セーフです。


まずは、1本目クリアです!


―続いて2本目!

いきます。


えい!


2本目もクリアです!


―沙織さおりはゲームをクリアすることができるのか!?後編へ続く。

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