ドールと番外編 (その12)


『こ、これは!?』


『知らなかった…』


『片方のおっぱいを押すと、もう片方から飲み物が出てくるなんて…』


あれ?キュゥべえ、何見てるの?

『!?』


『何でもないよ!』

そう…


『あー…喉が渇いたなぁー』

…?


『喉が渇いて死にそうだぁー!』

!?


キュゥべえでも喉が渇くんだ?

『当たり前だろ!』


しょうがないなー…


はい、お水!


『違うよ!』ベシッ!


何が違うの?

『えっ、いや…だから…』


『何ていうか…おっぱい的な…』


なんだ、それならそうと言ってくれれば…


はい、牛乳!


『だから、違うよ!』ベシッ!


『これだよ!これ!僕は、キミのおっぱいから出る飲み物が飲みたいんだ!』

えっ!?


キュゥべえ、残念だけど、それは「パーティードール」っていうオリエント工業の新商品で、私とは違うのよ!


『えっ!?じゃあ、キミのおっぱいからは何も出ないのかい?』

出ないよ。


『ウソだ!だって、キミのおっぱいは前より大きくなっているじゃないか!その中に飲み物が入っているんだろ!』


違うよ、これはボディが「アンジェのバスト小」から「やすらぎ」に変わったから大きくなっただけだよ。

『えっ?』


『じゃあ、やっぱり出ないの?』

出ないよ。


『本当に?』

本当に。


『ちょっと位は…』

出ないよ!!!


『そんな…』


あれ?ダンボーどうしたの?


え?喉が渇いたって?


しょうがないなー…


ちょっとだけだよ!

『出るやん!!!』

- おしまい -

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