ドールとクラシエ (後編)
―「ねるねるねるねマシーン」です!
なんか見たことあるーっ!
―この「ねるねるねるねマシーン」は、一度に大量の「ねるねるねるね」を作るために開発された、世界でたった1台のマシーンで、製作費10億円、製作期間20年を経て、ついに昨日完成いたしました。
―使い方は簡単です。マシーンの中に粉と水を入れてハンドルを回すだけです。
つい最近、使ったような気が…
―そんなはずはありません。昨日完成したばかりですよ!
―では、沙織さん、このマシーンを使って「ねるねるねるね」を作りましょう!
分かりました。
10人分の「ねるねるねるね」を作る前に、まずは、下準備をします。
「2ばんめ」と「3ばんめ」の袋の中身は、それぞれ全て器に入れました。
水は、1つ作るのに5㏄使うので、10人分で50㏄用意しました。
―準備はいいようですね。では、始めてください!
分かりました。
そして、グルグル回します。グルグルグルグルグルコサミン~
―沙織さん、そこは「グルグル」ではなく「ねるねる」でお願いします。
失礼しました。
そして、さらに回します。ねるねるねるねるねるコサミン、世田谷育ちのねるコサミン~
ところで、あと何人分作ればいいのでしょうか?
―そうですねぇ…
―この会場には20万人のお客様がいますので、あと、19万9990人分ですね。
GLAYのライブ並か!
なーんてね。全部ウソです。「ねるねるねるね」は、Wikipediaでは30周年(1984年発売)となっていますが、公式サイトでは1986年発売となっているので、30周年はもう少し先かもしれません。
以上、クラシエ編でした。