ドールとNASA(アメリカ航空宇宙局) (後編)
―NASA(アメリカ航空宇宙局)は30日、国際宇宙ステーション(ISS)にドールを派遣すると発表し、エリア51で会見を開いた。
―今回ISSに派遣されるドールは、日本でグラビアアイドールとして活躍中の沙織(さしき)さおりで、約1万体のドールの中から適性検査で最も良い成績を収めた彼女が選ばれた。
―沙織さおりは宇宙船ソユーズに単独で乗り込み、ISSへ向かうことが決定している。単独での宇宙飛行は人類及び人形類にとって初めてのことである。
―ISSでは様々な実験を行い、約半年間滞在したのち、他のクルーと共に地球に帰還する予定だ。
―沙織さんは今回、約半年間、国際宇宙ステーションに滞在するそうですが、宇宙ではどのような活動をされるのですか?
そうですねぇ…
色々な実験なども行いますが、最も力を入れているのが、「宇宙空間での若者のある問題」を解決することです。
―ある問題?具体的にお願いします。
現在、宇宙に長期間滞在する宇宙飛行士の年齢は30代~40代がほとんどです。これは、訓練が長期間に及ぶことや、無重力状態では、未成年の骨や筋肉の成長に与える影響が、非常に大きく危険であると考えられているからです。
しかし、近い将来、10代や20代前半の若者が宇宙で生活する日が必ずやってきます。そうなると問題となるのが「性処理」の問題です。性欲旺盛な若者にとって、これは最も重要な問題なのです。
そこで、NASAは宇宙空間でも簡単に「性処理」ができるように、TENGAの協力を得て、最新型の「性具」を開発しました。
この「スペースTENGA」は宇宙空間で使用しても、締め付け力やバキューム力が地球上と変わらず、また、体液などが宇宙空間に流れ出ないよう特殊な構造になっています。
さらに、中のローションは使用後、自然に蒸発する特殊な液体を使っており、拭き取る必要が一切ないのです。
しかし、残念ながら、これはまだ完成品ではありません。宇宙では地球上では予測もしないことが起こるものです。
したがって、この「スペースTENGA」を国際宇宙ステーションに持っていき、さらなる実験や検証を繰り返し、より完成度を高めることが私の最大の役目です。
―そうですか、大変重要な任務を背負っているのですね。
ちなみに、このTENGAの色は、宇宙から見た地球の色を表しているのですよ。
―なるほど!
―では、沙織さん、無事任務を果たし、地球に戻ってくることを願っています。
ありがとうございます。頑張ります。
―しかし、宇宙船ソユーズは機械トラブルにより途中で軌道を外れ、沙織さおりは宇宙をさまようことになる…
―二度と地球へは戻れず、人形であるため、死にたいと思っても死ねないので…
なーんてね。全部ウソです。ちなみに、青いTENGAは、夏限定発売の「TENGA COOL EDITION」です。
以上、NASA編でした。