ドールと洋服の青山 (後編)
―青山商事株式会社は16日、同社が展開する紳士服販売チェーン店「洋服の青山」の姉妹店を宮城県仙台市に、同時に6店舗オープンすると発表し、仙台市内でイベントを行った。
―今回オープンする姉妹店は「洋服の赤山」「洋服の緑山」「洋服の黄山」「洋服の紫山」「洋服の黒山」「洋服の桃山」の6店舗だ。
―すでにある「洋服の青山」は30~50代の働き盛りの会社員を、「洋服の緑山」は60代以上のシニアを、「洋服の黄山」は20代前後の若者をターゲットにしたスーツを販売する。
―対して、「洋服の赤山」は30万円以上の高級スーツを、「洋服の黒山」は1万円以下の激安スーツをメインに販売する。
―また、「洋服の紫山」は身長が190cm以上の大柄な男性をターゲットにしたスーツを、最後に「洋服の桃山」は女性専用のスーツのみを取り扱う。
―今回のオープンに対し青山社長は「仙台市に、これだけの店舗が一同に集結するのは、まさに奇跡、『キセキの仙台』」とコメントした。
以下、イベントの様子をお伝えする。
―それでは、本日のゲスト、沙織(さしき)さおりさんにお話を…って、あれ?沙織さん?
どうかしましたか?
―あれ?…今、どこかに行っていましたよね?
いいえ、ずっとここに居ましたよ。
―またまた、ご冗談を。
―何をしたのですか?
エンペラーアイです。
―まったく意味が分かりません。
―いいかげんイベントを進めたいのですが…っと、すみません、イベント主催者からお呼びが掛かりました。少々お待ちください。
―申し上げます!たった今、この会場に爆弾を仕掛けたと脅迫メールが届きました。本日のイベントは中止します!
えっ?