ドールとパーフェクトガンダム (撮影編)


『それでは、撮影をしていくよ』


『まずは、普通に』


『側面』


『背面』


『シールド』


『上半身』


『下半身』


『全身』


『ポージング』


『アーマーを取り外してみたよ』


『全裸だ』


『白い背景だと見づらいな』


『ポージング』


『ここで、パーフェクト・ジオング登場』


『さすがに、この体格差では勝てないな』






『とりあえず、撮影はこんな感じだ』

お疲れ様でした、ガンダムさん。


『では、ここで、僕のコア・ファイターをお見せしよう!』

あのー、勝手に話を進めないでください!


『ちなみに、これは1/100スケールのコア・ファイターだ』


『そして、これが僕の…』


『コア・ファイターだ!』 ドーーン!!

えぇーっ!?


『よく見てくれ、こいつをどう思う?』

すごく…大きいです…

『だろ』


って、ガンダムさん!服がピンクになっていますよ!

『あら?』


『コア・ファイターを取り外したから、女の子になってしまいましたわ』

そういえば、そんな設定でしたね。


『それにしても、男子って下品よね。こんなものを股間にぶら下げているのですから』

いや、ぶら下げてはいないと思いますけど…


『見て!小さくなってもこの大きさよ!』

何だか、コア・ファイターが違うものに見えてきました。


『ところで、あなたはどなた?』

えっ!?沙織さおりですけど…


もしかして、女の子になると男の記憶がなくなってしまうのですか?


『ええ、記憶も性格も全て別々よ』

二重人格みたいな感じですね。


『ん!?』


『ちょっと、ちょっと!何よこのガンダムは!』

男のガンダムさんが作った「パーフェクトガンダム」ですけど…


『私というガンダムがありながら、他のガンダムを作るなんて…』


『ぶっ壊してやる!』

やめてください!


『さては、あなたね!あなたが、このガンダムを無理やり作らせたのね!』

いや、あの…


すみません、そろそろ終わりにしたいので、男のガンダムさんに戻っていただけませんか?


『仕方ないわね…今回は見逃してあげるわ』


『じゃあ、このコア・ファイターを私のデリケートゾーンにドッキングするわよ』


『せーの…』


『あんっ!』


『おっ!?男に戻ったな』


『で、どうだった?僕のコア・ファイターは?あんなに大きいのは珍しいだろ?「珍コア・ファイター」って呼んでもいいよ』

呼びません!


『そういえば、まだ写真集を返してもらってなかったな』

そうでしたね。


ちなみに、ガンダムさんの写真集は、「Allured」ですか?それとも「かれん&キューティーカレン」ですか?

『両方とも僕のだ!』


正直なガンダムさんには、さらに…


こちら、「SAKITAN」さんの新刊『In Daily Life』と限定本の『SAKITAN ROUGH PHOTO』も差し上げます。

『本当かい!?』


どうぞ、お受け取りください。


『ありがとう!こんな嬉しいことはない』


『これはこれは、表紙だけでコア・ファイターが変形しそうだな』

そうですか…


『早速、ペロペロして良いかい?』

ダメです!ホワイトベースに戻ってからにしてください。


ではガンダムさん、最後に締めの言葉をお願いします。

『分かった』


『以上、パーフェクトガンダム編でした』

- 完成 -

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