ドールとテンヨー2017 (実演編4)


最後は、「サイコグラビティ」をお見せします。


準備ができました。


今回もウッディに協力してもらいます。

「おう!任せとけ!」


これが、今回使う道具です。道具については、使いながら説明します。


まずは、マーカーペンでアクリルの板に文字を書きます。


フルーツの名前を4つ書きました。


それでは、ここからウッディにやってもらうのですが、この中で一番好きなフルーツの名前の上に、この様に丸印を付けてください。


丸印を付けたら、この黒いシートで隠してください。これで、どれを選んだか分かりません。


ちなみに、このペンはティッシュで拭きとることができます。


では、私に見えないように選んでください。

「OK!」


「さて、どれにするかな…」


「よし、これにしよう!」


「あとは、シートで隠して…」


「これで、よし!」


「終わったぜ!」


ありがとうございます。


では、今からウッディが選んだフルーツを当ててみたいと思いますが、当てるのは私ではありません。


この黒い物体です。


反対側はこんな感じです。これを転がすとウッディが選んだフルーツの上で止まります。

「本当か?」


転がすために少し傾斜を付けます。このアクリルの棒を…


この様に板の下に置きます。これで、微妙な傾斜ができました。


それでは、よく御覧ください。高い方から低い方へ物体を転がします。


置きました。


普通なら下まで一気に転がるはずですが、この物体は、転がったり止まったり、不思議な動きをします。

「何だこの動きは…」


でも、写真では動きが表現できません。


どうやら、みかんの上で動きが完全に止まったようですね。


つまり、これがウッディが選んだフルーツです。

「正解だ!」


では、みかんが好きなウッディには、本物のみかんを差し上げます。

「やったぜ!」


これが、重力に逆らう謎の物体『サイコグラビティ』です。






以上で、テンヨー2017年新作マジックの実演を終わります。

―沙織さん、ありがとうございました。


あっ!最後に一言だけ言わせてください。

―何ですか?


ゴソゴソ…


スーッ!


装着。


これが、ハンドールパワーです!


なーんてね。今年も、何とか全てのマジックを演じることができました。






最後に、商品の補足をしておきましょう。
「魔法の水鏡」ですが、以前紹介した「ミステリーカード」を使うと、より自然に演じられます。また、カード以外にメッセージを写し出すことも可能です。ただ、振動には、かなり気を付ける必要があります。


「伝説のパズル」ですが、ピースには一切仕掛けはありません。1つ目のピースを加えるところを、いかに切り抜けるかがポイントです。


「必勝アミダくじ」ですが、基本的に全ての作業を観客にやってもらいます。スタートとゴールのどこを選ばれても必ず勝てます。疑り深い人の為に、ゴールに辿りつかないようにするための道具も入っています。


「サイコグラビティ」ですが、一番のポイントである動きを、写真では表現できませんでした。アクリル板上なら、どの位置でも止めることができますが、ピッタリ狙った位置で止めるには少し練習が必要です。


以上、テンヨー2017編でした。

- おわり -

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