ドールとフルーチェ (後編)


―ハウス食品株式会社は10日、フルーチェ発売40周年を記念して、都内でイベントを行った。


―1976年に発売されたフルーチェは、冷えた牛乳を混ぜるだけで、簡単に果肉入りのデザートが作れる手軽さが受け、現在も販売しているロングセラー商品である。


―イベントにはグラビアアイドールの沙織(さしき)さおりが登場。以下、イベントの様子をご覧ください。


―それでは、本日は沙織さんに、この場でフルーチェを作って、召し上がっていただきたいと思います。

分かりました。


―作り方はご存知ですよね?

ええ、もちろんです!「フルーチェ、ミルクと混ぜるだけ~」って歌もありますし。


―では、作るのは沙織さんに全てお任せするとして、まずは、現在販売している「フルーチェ」をご紹介しましょう!


―こちらです。「イチゴ」「ミックスピーチ」「練乳風味のミックスベリー」「メロン」「ゴールデンパイン」などがあります。


―他にもバリエーションとして、2種類の果肉を合わせた「フルーチェMIX」、カロリーオフの「フルーチェLight」、果肉を2倍使用した「贅沢フルーチェ」などがあります。


いろいろな種類があるのですね。


―ちなみに、一番人気はこちらの「イチゴ」フルーチェです。

へぇー、そうですか。私は「ミックスピーチ」が好きですけどね。


―それでは沙織さん、この中から1つ、作りたいフルーチェを選んでください。

そうですねぇ…


では、一番人気の「イチゴ」フルーチェを作ってみたいと思います。

―分かりました。準備するので、しばらくお待ちください。






―準備ができました。


―あとは沙織さんにお任せします。

任せてください。


まずは、フルーチェを開封し…


ボールに中身を全部入れます。

―フルーチェは必ず常温で保存したものをお使いください。


あとは…ちょっと失礼して…

―あのー沙織さん?何をしているのですか?


何って、私の「ミルク」を…

―ちょっと待ってください!


―ミルクとは母乳のことではありません!牛乳です!

えっ!?


―っていうか、沙織さん、母乳出ないじゃないですか!

そうでした。母乳が出せるのは「パーティードール」だけでした。


―牛乳はこちらに用意してありますので、これをお使いください。

分かりました。


フルーチェを入れたボールに牛乳を200ml入れます。

―牛乳は、よく冷えたものをお使いください。


入れました。

―ちなみに、豆乳や乳飲料、加工乳では固まらないので注意してください。


で、スプーンでかき混ぜます。


うぉぉぉーりゃぁぁぁーーーっ!!!シャカシャカシャカシャカシャカシャカ…

―ちょっと待ってください!ストーップ!


何か?

―そんなに勢いよくかき混ぜなくても大丈夫です。


―速すぎず、遅すぎず、1秒間に2回程度の速さで、肩の力を抜いてリラックスした状態でかき混ぜてください。

リラックスした状態でですか…


こんな感じですか?

―そうです。いい表情ですね。


フルーチェ、ミルクと混ぜるだけ~


できました。

―上出来です。


―少し硬めのフルーチェがお好きな方は、冷蔵庫で30分程度冷やしてください。また、フルーツなどをトッピングしたり、色々なデザートと組み合わせると、さらに美味しくいただけます。


―ということで、今回はフルーチェの姉妹品である「ゼリエース(イチゴ)」をご用意いたしましたので、これを使って「クラッシュゼリーフルーチェ」を作ってみましょう。

クラッシュゼリーフルーチェ?






―それでは、作リ方を説明します。準備はいいですか?

はい。


―まずは、フルーチェを器の半分くらいまで入れてください。

分かりました。


これくらいですか?

―そうですね。


―あとは、ゼリーをフォークでくずして、フルーチェの上にたっぷりのせたら完成です。

なるほど。


ゼリーをフォークでくずして…


フルーチェの上にのせます。


「クラッシュゼリーフルーチェ」の完成です。


―ちなみに、これをかき混ぜると「ゼリーチェ」になります。

ゼリーチェですか!






―では、お召し上がりください。

いただきます。


おいしそうですね。


パクッ!


うまーい!フルーチェのなめらかさと、弾力があるゼリーの食感が絶妙にマッチしています。


―なお、ハウス食品のHPでは、様々なレシピを公開していますので、ぜひ参考にしてみてください。

分かりました。


なーんてね。ちょうどタイミングよくフルーチェ発売40周年でした。ちなみに、来年はオリエント工業も40周年です。
以上、フルーチェ編でした。

- 完食 -

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