ドールと番外編 (その7)


「やぁ!俺の名はウッディ。この部屋でいろいろなものを借りて生活している、皆は俺のことを『借りぐらしのアリウッディ』と呼んでいる。」


「俺たち借りぐらしには、人間に見られてはいけないという掟がある。もし、人間に見つかったら、すぐにこの部屋から出て行かなくてはならないんだ。」


「さてと、それじゃあ、今日もエロエロなものを…おっと失礼、いろいろなものを探しに行くぜ。」


じーーーーー。


「ハッ!」

何してるの?


「うわぁぁ!人間に見つかってしまったー!すぐにこの部屋から出て行かなくては…」

人間?…私、人形だよ。


「えっ?人形?…それなら出て行かなくても大丈夫!」

いや、出てけよ!


「ところでお嬢さん、俺は、あるものを探しているのだが、もし持っていたら貸しもらえないだろうか?」

何?


「パ…」


「ちょ、ちょっと待ってくれ!まだ何も言ってないだろ!」

だいたい予想できるわ!つーか出てけ!

…はぁ…また変なのが…

- おわり -

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